トップページへ
   変形性膝関節症患者からの質問にお答えします          

                         よくあるご質問

■コンドロイチン・ヒアルロン酸・グルコサミンなどの栄養補助食品やサプリメントは、関節に効果があるでしょうか?

●いろいろな栄養補助食品が新聞や雑誌、通販番組などで大きく宣伝されています。
しかし、どれも整形外科的に関節の軟骨を増やす効果があるという証拠はありません。
科学的なデータが無いのです。
逆に発売元の不明なものの中には、強い痛み止めが入っているものなど、身体に悪い影響があることもあります。
高価なものですし、お勧めできません。

■冷湿布と温湿布はどう使い分けるの?

●冷湿布はハッカのスース−感があり、一般的に好まれますが、冷却効果はありません。
また温湿布も保温効果はほとんどありません。
お好みで使ってよいと思われます。
捻挫や打撲、骨折などの急性期には湿布ではなく、氷で冷やすことが効果的です。
慢性的な膝の痛みにはお風呂やリハビリ機器で温める方法が効果的です。
 
■注射をすると一時的にすごく良くなるのですが・・・?

●確かにステロイドの注射をすると痛みがウソのように消えます。
でも注射は軟骨を増やすものではありません。使いすぎると副作用がある場合もあります。
医師と相談しながら治療していきましょう。

■サポーターは使ったほうがよいのでしょうか?

●締め付けすぎると血行が悪くなるので、適度のゆるみのあるものが良いです。
歩くときだけつけるなどの工夫をしましょう。

■膝にたっまた水を抜くとクセになるって本当ですか?

●「膝に水がたまる」といいますが、実際には膝関節の関節包の中に「関節液」がたまります。
関節液は膝の関節軟骨が傷ついたり破壊されたりすると、滑膜に炎症が起こって関節液が多量に分泌されます。
そして膝の関節内に関節液がたまります。
少したまっているくらいなら炎症が治まれば自然と吸収されますが、痛みや腫れがひどい場合は注射器で関節液を抜く治療を行います。
しかし、関節液を抜いても症状が根本的に改善されていなければ、またたまってしまいます。
「膝の水を抜くとクセになる」などとよくいわれますが、これは炎症が続いていることを意味しています。。

nenza.htmlへのリンク